ごみを回収する仕事が、地域を見守る仕事になる。
ごみを回収する。
それは普通に考えれば、「不要になったものを運ぶ仕事」です。
でも、毎日の暮らしの中で出るごみには、その人の生活が少しだけ表れることがあります。
いつもと量が違う。
いつもの時間に姿が見えない。
声をかけたとき、少し様子が違う。
だったら、ごみを回収するという日常の仕事を、地域の暮らしを見守ることにもつなげられないだろうか。
そんな発想から生まれたのが、mネットです。
ごみ回収だから、日常に入れる。
mネットでは、mi&goで働くメンバーが、高齢者のご自宅まで伺い、ごみを回収します。
特別な訪問をするわけではありません。
あくまで、ごみを回収する。
でも、定期的に同じ場所を訪れる仕事だからこそ、普段との小さな違いに気づくことがあります。
何か気になる変化があれば、必要に応じてご家族や地域の関係者につなぐ。
ごみ回収という既にある仕事に、もう一つの役割を重ねる。
それがmネットの考え方です。
福祉を利用する人も、地域を支える人になる。
mネットには、もう一つ大切な意味があります。
mi&goで働く人たちは、福祉サービスを利用する人でもあります。
でも、それだけがその人の役割ではありません。
仕事では、地域の誰かからごみ回収を任される。
顔を覚えてもらう。
「ありがとう」と言われる。
そして、ときには地域の小さな変化に気づく側にもなる。
支援を受けることもある人が、別の場面では誰かを支える役割を担う。
どちらか一方ではなく、両方あっていい。
私たちは、そこに大切な意味があると考えています。
「ひっくり返す」は、役割を増やすこと。
ごみは、捨てるだけのもの。
障がいのある人は、支援される人。
そう見えていたものを、少し違う側から見てみる。
すると、
ごみ回収が、地域を見守る仕事になる。
福祉を利用する人が、地域を支える人にもなる。
新しい役割が見えてきます。
私たちが考える「ひっくり返す」は、これまでの役割を否定することではありません。
一つに固定されていた見方に、別の可能性を加えること。
mネットも、そんな「ひっくり返し」から生まれた仕事の一つです。
ごみと暮らし。
福祉と仕事。
これまで別々に見えていたものをつなぐことで、地域にどんな新しい役割をつくれるのか。
mネットを通して、これからも考え続けていきます。

