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【ひっくりラボ】25人が出した、「誰のためのユニフォームか」への答え。

7月2日。

2026年度「ひっくりラボ」1学期の最終プレゼンテーションを行いました。

 

 

4月から約3か月。

高校生25人が考えてきたのは、

mi&goで働く人のユニフォーム。

この日、一人ひとりが、自分で考えたコンセプトとデザイン画を発表しました。

 

 

最初の問いは、「ユニフォームって何のため?」

 

4月。

私たちは、すぐにユニフォームを描き始めませんでした。

 

最初に考えたのは、

「そもそも、ユニフォームって何のためにあるんだろう。」

という問いです。

 

会社を見分けるためなのか。

働く人の気持ちを切り替えるためなのか。

安全を守るためなのか。

お客様に安心してもらうためなのか。

 

それとも、

その会社が大切にしているものを伝えるためなのか。

 

 

ローソン、薬局、葬祭など、実際に働く人たちにも話を聞きながら、

ユニフォームは単なる「同じ服」ではなく、

その会社が、お客様や社会に対して何を約束しているのかを表すものでもあると考えてきました。

 

 

 

5月は、現場を見る。

 

 

その後は、実際に障がいのある人が働く現場へ。

働いている人の姿を見る。

話を聞く。

仕事を見る。

 

自分たちが「障がいのある人には、きっとこんな服が必要だろう」と想像するだけではなく、

まず、実際の人や現場を知る。

 

そこから考えることを大切にしました。

 

mi&goについても調べ、

誰が働いているのか。

どんな仕事をしているのか。

どんな未来を目指しているのか。

ユニフォームを考えるために、

服以外のことをたくさん考えてきました。

 

 

6月は「かっこいい」より先に、コンセプトをつくる。

 

 

6月になると、集めた情報や気づきを、

コンセプト

へ変えていきました。

 

 

授業で伝えたのは、

コンセプトとは「価値の設計図」だということ。

 

 

誰のためにつくるのか。

その人は本当は何を求めているのか。

社会には、どんな思い込みや当たり前があるのか。

自分は何を変えたいのか。

 

そして、

その先にどんな社会をつくりたいのか。

そこまで考えてから、ようやくユニフォームのデザイン画を描きました。

 

 

そして7月2日。「なぜ、この服なのか。」

 

最終プレゼンテーションでは、一人最大3分。

 

発表するのは、

コンセプトとデザイン画。

 

 

ただ服を見せるのではありません。

「なぜ、この服なのか」を自分の言葉で説明します。

 

評価も、

  • 調べたことを根拠に説明できているか

  • 見て伝わる工夫があるか

  • 誰のため、何のためなのかが明確か

  • コンセプトとデザインにつながりがあるか

  • 自分なりの視点や工夫があるか

という5つの観点から行いました。

 

つまり、

絵が上手い人が評価される授業ではありません。

大切なのは、

「自分は何を大切にしたくて、このデザインにしたのか」がつながっていることです。

 

 

25人なら、25通りの答えがある。

 

同じ授業を受けました。

同じ現場について学びました。

同じmi&goという会社を見ました。

そして、

同じ「ユニフォーム」というテーマに取り組みました。

 

それでも、

出てきた答えは一つではありませんでした。

25人いれば、

25通りの見方があります。

 

何を課題だと感じるのか。

誰を大切にしたいと思うのか。

どんな機能が必要だと思うのか。

どんな色や形なら、その考えを伝えられると思うのか。

そして、

どんな社会になってほしいと思うのか。

 

 

それも、この1学期で大切にしてきたことの一つです。

 

 

「なんでユニフォームを僕らがつくるのですか?」

そんな疑問も最初はあったというのですが、

ほらね、ちゃんと社会の授業になってきたはずです。

 

 

 

ユニフォームを考えていたはずが、社会を考えていた。

 

振り返ってみると、

この3か月で考えてきたのは、服のことだけではありません。

 

平等とは何か。

働くとは何か。

障がいとは何か。

会社は社会に何を約束するのか。

誰を基準に、社会や商品はつくられているのか。

そして、

自分は、どんな社会をつくりたいのか。

 

その一つの答えとして、

ユニフォームが形になりました。

 

 

だから、25枚のデザイン画は、

単なる「制服のアイデア」ではありません。

一人ひとりが、

「私は、こういうことを大切にしたい」と考えた結果でもあります。

 

でも、25案はゴールではない。

これで1学期は一区切りです。

ただし、

ユニフォームづくりが終わったわけではありません。

むしろ、ここまでは、

「考える」ための1学期。

 

 

2学期は、

この25人のアイデアやコンセプトを土台に、

実際にmi&goで働く人が着るユニフォームへと近づけていきます。

 

 

考えたものは、

本当に働く人にとって使いやすいのか。

本当に必要な機能なのか。

実際につくることができるのか。

 

 

そして、

そのユニフォームは、

本当にmi&goが大切にしたいものを表しているのか。

社会に出すからこそ、

また新しい問いが生まれてくるはずです。

 

 

 

4月に始まった、

「服で世界を変えることはできるのか。」という問い。

1学期で、25通りの答えが生まれました。

でも、

まだ答え合わせは始まったばかりです。

ひっくりラボは、2学期へ続きます。

 

 

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