「自分にとって便利」から、「その人にとって便利」へ。
いつもは萩光塩学院の教室で行っている、ひっくりラボ。
この日は教室を飛び出し、服部産業株式会社さんへ。
地域の皆さんにも参加していただき、
「高齢者や障がいのある方の日常の困りごとを、家電で解決できないか」
を考えました。

服部産業株式会社、パナソニックマーケティングジャパン株式会社の皆さんにもご協力いただき、
実際の家電を見ながら、地域の方にも普段の暮らしについて話を聞いていきます。
自分たちの「当たり前」は、みんなの当たり前ではない。
高校生にとって、日常的に情報を見るものといえばスマートフォンです。
でも、地域の方から話を聞いてみると、高齢者の暮らしの中では、テレビが今も大きな役割を持っていることが分かりました。

だとすれば、
スマートフォンに新しい機能を加えることだけが答えではない。
テレビだからこそ解決できる困りごともあるのではないか。
そんな問いが生まれました。

これは、とても大事な変化だったと思います。
「自分だったら何が欲しいか」ではなく、
「その人は、どんな暮らしをしているのか」から考える。

商品やサービスを考えるうえで、出発点そのものが変わったからです。
教室を出ると、問いが変わる。
教室の中で調べることも大切です。
でも、実際に家電を見る。
使っている人に話を聞く。
企業の人から現場の話を聞く。
そうすると、それまで考えていた問いそのものが変わることがあります。

ひっくりラボで大切にしている「ひっくり返す」とは、何かを否定することではありません。
立つ場所を変えて、もう一度見てみること。
今回なら、
「高校生から見た便利」
から、
「高齢者や障がいのある方から見た便利」
へ。
見る場所を少し変えることで、今まで見えていなかった可能性が見えてきました。
8月には、パナソニック株式会社、パナソニックマーケティングジャパン株式会社の皆さんを学校にお招きして、さらに家電や環境について学びます。
そして秋には、自分たちで考え抜いた企画をパナソニックの皆さんへ提案する予定です。
今日生まれた問いが、これからどんなアイデアに変わっていくのか。
まだ、答えはありません。
だからこそ、ここからが楽しみです。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


