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住まいの“いらないをつくらない”

暮らしを見ていると、ふと胸がぎゅっと締めつけられる瞬間があります。

仕事も子育ても人生も、誰かの支えがあれば前に進めるのに、その支えに届かず、静かに困っている若い人たちがいます。

萩でも同じです。

仕事を頑張っている若者がいて、子どもを迎える準備をしている家庭があります。
けれど、経済的にも住まいの面でも不安定で、頼る相手もいません。
「働き続けたい」「子どもを安心して迎えたい」。
その願いが叶わないまま、選択肢が閉じていく現実があります。

mi&goは、その“選択肢の欠落”を見過ごせません。

私たちはずっと、「いらないをつくらない」ことに挑んできました。
ゴミから仕事をつくり、ゴミから学びをつくり、ゴミからつながりをつくってきました。
ならば次は、住まいでも同じことができるのではないかと考えています。

空き家の古民家を、住まいの“いらないをつくらない”モデルに変えられないか。
働く若者が安心して暮らし、子どもを迎えるための拠点にできないか。
萩には価値ある空き家が多く、その資源を困っている若い家庭の「未来の土台」に変えられるかもしれません。

地域としても、こうした課題へのアプローチは避けられない時代に入ってきているのではないでしょうか。
「仕事はあるのに、住む場所がない」
「頼りたい人がいない」
「子どもを育てたいのに、暮らしの基盤が弱い」
そんな若い家庭が確実に増えています。

だからこそ、私たちはいま、
“空き家 × 伴走支援”という新しい地域モデルの実現に向けて動き始めています。

住まいが変われば、人生が変わるきっかけになる人もいます。
その変化を地域全体で生み出す仕組みをつくりたいと考えています。

ミーゴの「いらないをつくらない」という理念。
今度は、住まいに。
そして、若い家族の未来に。

もし、この取り組みに共感してくださり、
「空き家を、こういった若い家庭のために活かしてほしい」
「私たちmi&goの特定の目的でなら使ってもらってかまわない」
そんな思いをお持ちの空き家オーナーさんがいらっしゃいましたら、
まずはお話をさせていただく機会をいただけないでしょうか。

使われなくなった家が、誰かの未来を支える場所に変わる。
その一歩を、いっしょに生み出していただけたら嬉しく思います。

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