2つのラボが目指すそれぞれのゴール
過度な「自己責任社会」は、本来大切にされるべき自分の意思を持つ力すら奪っていると感じます。
自分の考えを持つこと、声をあげること、そして他の人を想うこと。
それらがあまりにも強い自己責任で封じられるとき、
私たちは考えるチカラや想像するチカラを持つ「自分」(=mi)を失っていくのではないでしょうか。
その結果、誰かの言動を批判する声があふれるだけで、
自分で何かを変える行動には移さない大人がいかに多くなったか。
「どうすればできるだろうか」と考え、「じゃあ、やってみよう」と自ら動く(=go)人は少ない。
この二つの課題にそれぞれ立ち向かう実践ラボ。
ひっくりラボのプログラムを通じて、
まずは高校生が自己表現力を養い、行動できるような経験をすること。
これを、mi&goとして、【ゴミ問題】【環境問題】を軸に、
萩市光塩学院高等学校の生徒さんと一緒にスタートさせます。
コープ葬祭ラボ
人生と向き合い、“今”を大切に生きる力を育む
- 挑む課題:過度な自己責任社会
- テーマ:命・別れ・感謝・つながり
- 目指す力:内省力・共感力・自己表現力
- ゴール:
モノや人との別れをきっかけに「今を生きる意味」を見つめ、
感謝や想いを言葉にする力を育て、
自他を大切にする態度を身につける
服部産業ラボ
当事者として社会課題を捉え、実際に小さなしくみを変える経験をすることで、行動する力と責任感を育む
・挑む課題:当事者不在の社会
- テーマ:エコ・地域課題・しくみづくり・未来設計
- 目指す力:問題発見力、論理的思考力、協働的問題解決力、発信力、リーダーシップ力
- ゴール:
自宅→企業→地域へと視野を広げながら、課題に向き合い
現実社会に変化をもたらす経験を通じて、
主体性とチームでの実行力を育て、「社会を動かす一歩」を踏み出す
なぜ、ボランティアクラブからなのか?
この2つのラボを、メルセダリアン・インターアクトクラブというボランティアクラブからスタートしますが、
ボランティアの本質は、
誰かに寄り添い、誰かと一緒に感じ、誰かの想いを受け取る、揺れ動くチカラに
あるのではないか、と考えるんですね。
困っている人を救うためのスキルも大事だけど、
もっと大事なものがある。
このひっくりラボを通して、自分や友達の「揺れ」や「迷い」と
ちゃんと出会ってほしいと考えます。
将来「人のそばにいるチカラ」を育てるための、かけがえのないプロセスを、
各企業さんとつくっていけたら、と思います。
じゃあ、なんでそれがゴミを通じてできるの?
では、なぜ、そのチカラがゴミを通じてできるのか?です。
それは、ゴミというものが、
ある人にとってはごみであったり、ある人にとってはゴミでなかったり。
そんな相反する性格をもつものだからです。
イメージできますか?
まだわからないでしょう。
だから、その答え、一緒に考えていきましょうね!